あけましておめでとうございます🎍
工房も今日(1/6)から仕事初めです。今年は、お正月休みが長かったですね。子供の頃は休みが長いと楽しかったけど、大人になると長い休み何していいか分からんしぃー、いらんお金を使いそうとか、食べ過ぎで困るとか、早く仕事を始めたいと話されている人も見かけましたね。。
と言いつつ、私はこの写真を撮るために自宅庭で赤南天の実・松の枝・縞笹を採取
1月2日から頑張っていました…。
金沢独特の赤い壁に神さまが宿る紅白の鏡餅とまめ福.招き猫がハレの日にピッタリですよね~。弁柄の赤がキリリッと好きです。
子年ですが、「まめ福 招き猫」を今年も飾り付けました。
赤い壁ですが、金沢の昭和頃造られた一般家庭の座敷の壁は、弁柄や群青色の壁の座敷が多いですね。初めて見た時は意外な感じもしましたが、今はコレでないとしっくりこないです。兼六園横の「成巽閣」の影響でしょうか?
ちなみに富山県だと、お正月床の間に飾るのは天神様なんですよ。
それはそれで郷土色があって好きですが、子供の頃は、家の離れに祖父の仏像の様な天神様が飾れていて、とっても怖かった事を思い出します。(夢に何度も出てくるほどの怖さでした。)
さて、今回は『あんみつ色の金澤友禅工房』この不思議で長~い工房名て?、
あんみつは、明治時代に東京で大人向けのモダンな甘味として考えられたようです。
先ずは、あんみつの定番具材から
寒天は、なんと今から三百数十年前の江戸時代 冬の京都。
海藻から作られたところ天を外にほかして数日後。偶然自然に乾物になっていたとか。海藻臭さもなくなり歯ざわりの良い透明感ある美しい寒天ができたそうです。
もっちり肌の白玉は、これも偶然によって生み出された産物のようです。
昔々の乱世の頃。命糧である米俵は、敵に奪われないように深い川の淵に沈めて隠したそうです。敵が去った後、その米俵を引き上げてみると水をたっぷりと含んでしまったお米。このままでは、持ち運び辛いかといって捨ててしまうのは、もったいないー。そこで乾燥させて保存性の高い米粉になったとか。
一説には、室町時代から鎌倉時代に大陸から僧侶が持ち帰ったものの一つだとも言われています。
元禄時代には庶民の人気のおやつだったそうです。
餡の原料の小豆は、中国から魔除けの赤い食べ物、パワーを授かる豆と輸入されたようです。
甘い、やわらか色の餡子になったのは、室町時代に砂糖が輸入されてからの事のようです。茶道の影響もあったのでしょうか。
あんみつの定番具材は、日本で友禅(防染)の技法が行われる様になった昔よりもっと前から日本人に愛されていたようですね~凄い。
実はあんみつが大好きで金沢へ食べに出掛けていましたね。
それは、硝子の器にザックリ賽の目の抹茶寒天に白玉に餡子。パフェの様ではあるけど、それぞれが味も食感も違ってー。
(アイスに季節の果物とバリエーションも豊富)
和の素材で、デコったモダンな楽しさをかんじました。
今の暮らしに寄りそう友禅。
あんみつのように甘くクラシカルな色をベースに何処かノスタルジックな雰囲気が残るきらきらしたなにか。
私が加賀友禅に携わるようになった頃から友禅着物の環境が急に変化してきました。加賀友禅バブルが終わったのです。
そして、暮らしに寄りそう友禅(着物以外の和小物など)を考え初めて試行錯誤の連続ですが作っていることは楽しく、あっという間に月日がたってしまいました。
そんな歳月のなかで、気軽に誰にでも友禅を楽しんで(気づいて)いただける写真で伝えたい「まめ福.」「ぷち福.」「金澤髪飾り」「金澤友禅ガラスの角皿」のHPが出来ないかなぁ~と思うようになりました。
加賀友禅の彩色の色、加賀五彩と私が好んで使っていた甘色の彩色の色とは、違っていたコトがこの長い工房名『あんみつ色の金澤友禅工房』になる切っ掛けで直ぐに決まりました。しかし、友禅の職人なので、文には縁がなかったです。この長い工房名やHPにまとめる?には、助けて頂く人が居なくては絶対できませんでした。
ブログも何を書いたらいいのか分からなかったわけですね。だから…ちゃんと伝わっているかなぁ~と(繰り返し反省)今もおもいます。
今年も、より多くの方々に親しんでいただきたいと、こころを込めて描いております。
皆さまのもとで幸せな時を彩り、長く愛していただけますように。
2020年も、どうぞよろしくお願い致します。
長い休みあけ、
どこかの国の写真でしょうか。
今朝の
通勤途中の小矢部市で濃霧が広がっていて、
どこだか分からないステキな雰囲気が良かったので路肩に車を止めて撮ってみました。
委託販売店舗様募集しております。よろしくお願い致します。
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本日も最後までお読みいただきありがとうございました。
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