北陸はからりと5月とは思えないぐらい暑い日が続いています。
ところで、6月に入るとそろそろ梅雨入りが気になるところですね。
梅雨といえば、思い浮かぶのはアジサイの花ですよね。
工房の玄関ポーチに置いてある挿し木で育てたカシワバアジサイの大きな白い装飾花が今年も咲き始めました。
6月・7月は、厚い雨雲におおわれ 薄暗いお天気になりがちな季節
庭先や街路樹などで、しとしと降る雨に濡れて青・青紫・白・赤の花が雨の日特有の空気の中 とても幻想的に咲くアジサイに出会います。アジサイは、梅雨を知らせる花とも言われています。
風情ある花姿は、長雨に沈みがちな気分を引き立て こころに安らぎをもたらしてくれます。
アジサイの花のように見える花びら状のものは、装飾花と呼ばれガクが変化したもので、花びらではないそうです。また、雨が降るごとに花色がうつろうミステリアスなところも魅力の一つではないでしょうか。
金沢にはアジサイの不思議な言伝えがあります。
その言伝えとは、7月の土用の正午 または、午前0時にアジサイの花枝を切って半紙にくるみ水引で結んで家の玄関に下げて置くと商売が繁盛するというものです。しかも、そのアジサイの花は、自宅の庭に咲くものでは駄目で、他の家の庭に咲いている大きめのアジサイの花でなければならない。そして、花を切る時に「今日のこの日にアジサイの金袋 紫ものぞ我がものとしれ」と呪文のような怪しい文を唱えなければならないそうです。
何故、アジサイの折花なのか。他の家の花が商売繫盛となるのか気になりますが…それと、金沢の町家でこのユニークなアジサイの花を見かけたことはまだありません…がぁ、古い言伝えをとり入れ生活に潤いをもたらすことは、すてきな習慣ですよね。
さて、アジサイの花が似合う金沢。市内のアジサイの名所は「卯辰山花菖蒲園」「本興寺」「大乗寺丘陵公園」が有名なようですね。また、金沢城公園横の「白鳥路」大木に囲まれた道端の花が美しかったです。
金沢も、もうしばらくするとアジサイのシーズンのようです。開花情報をチェックしてフォト散歩に出掛けてみませんか。
【お取り扱い店】
【石川県立美術館】
住所:石川県金沢市出羽町2-1
開館時間/ 9:30~18:00
ミュージアムショップ営業時間/ 9:30~19:00
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